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掴めそうで掴めないxx。
No.
2026/02/04 (Wed) 09:21:06

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No.20
2011/08/18 (Thu) 14:00:43



(―…ツー、ツー、と会話が途切れた音が聞こえる。勝手に電話をかけて来たかと思えば、特に大した用事も情報もなく一方的に会話は終了した。されとて怒ることもない。これが自分と彼の日常で、いつもの事なのだから。何も言葉を発しなくなった携帯電話をポケットにしまい、自室のベッドに倒れ込んだ。どうせ大上からの監視は2、3日経たないと戻ってこない。気付かないフリにももう飽きたので、今度その姿を見つけたらひっ捕まえてやろう。そう決めてそっと目を閉じた。その暗闇にぼんやりと和服姿の男性が浮かぶ。お嬢様、と。いつもの仏頂面で彼女を呼ぶ声が聞こえる気までした。その瞬間、ぱちりと目を開けてその幻想をかき消す。敷島亘理の幻覚など、今の自分にとって不要なものだ。―本人で、なければ。本人でなければ意味がない。敷島亘理自体を見つけられたなら、彼女に逢えるも同然なのだ。敷島本人から彼女の情報を聞けるとは思っていない。そう、すべては「協力者」からの見返りを得るため。感情面から見ても、自分が探すより「協力者」に任せたほうがきっと見つかりやすい。だから、自分も早く探さねばならない。敷島亘理の足跡を。0から1へ、手掛かりを生み出さねばならないのだ―そこまで逡巡して、そっと目を閉じた。今度は幻覚など見えなかった)


と、いうわけで。大上さんと電話していたのは七尾さんでした。過去と現状を明かしたいようなそうでないような…そんな気持ちで書いていたらなかなか核心に迫ったことが書けません。捜索のやり取りのシーンでも書けたら、今二人が何やってるかがわかりやすいのかなとは思いますが。野営所や神社で皆さんにすっかり弄られまくった大上ですが、実はこんな人間でもあるんです、というのを見せたいです。
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